明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

年が明け、1月7日に、千葉県旭市にある東部図書館へ出かけました。デコ刊行『この海に』(高橋順子 著)を、白坂道子さんが朗読してくださることになったのです。

誰もが一度は聞いたことがある声だと思います。
わたしも、声を聞いてはっとしました。


中央が白坂道子さん。左は高橋順子さん。


満席でした。

朗読の奥深さに触れ、感動的な一日でした。
高橋順子さんも急遽、詩を朗読され、高橋さんの朗読も胸に響きました。

齋藤

『水のなまえ』

詩人・高橋順子さんの最新刊『水のなまえ』を読んでいます。
毎日、ふれない日はない水。
水にもたくさんの名前があります。

勢いよく流れる水、たゆたうように流れる水、たっぷりと張った水、
さまざまな水の姿を浮かべながら読んでいると、
ゆったりとした気持ちになります[:あめ:][:結晶:][:ニコニコ:]


『水のなまえ』高橋順子 白水社

さて、さいきん、インスタグラムをはじめてみました。
世界中の人たちの写真が見れるので、
「なんか素敵!」と思った写真をクリックしてみると・・・

デコ刊行『この海に』ではないですか!!!!![:見る:]
[:拍手:][:拍手:][:拍手:][:ラブ:]

インスタグラムの使い方がまだよくわかっていなかったので、
もうこの写真に私はたどりつけないのですが、
とても素敵な、デザイナーさんか、アーティストの方だったと思います・・・

  「おはなし」を通してしか、感じられないこともある

と感想を書いてくださっていました。

ありがとうございます!!!

今日も暑いですね!みなさま熱中症にならないよう、
お気をつけてください![:晴れ:]

さいとう

『この海に』 モーリアからの手紙

『この海』の読者からうれしい手紙をいただきました。
なんと、主人公のモーリアを舞台で演じたことがあるという内容。
富山市在住の萩原久美子さんからです。
(3月18日の「朝日新聞」の書評で本の存在を知ったとのこと)
萩原さんの許可のもと、内容を少し紹介します。
(萩原さんありがとうございます)

萩原さんがモーリアを演じたのは、1969年のこと。
萩原さんは、京都の劇団「くるみ座」の
毛利菊枝演劇研究所に所属しており、その卒業公演として、
『この海に』の原作「海に騎りゆく人々」を上演したそうです。

くるみ座は京都拠点の劇団で、1944年に毛利菊枝によって設立されました。
北村英三、中畑道子といった方が在籍し、
シェークスピア、ギリシャ悲劇、ベケットなどを
上演していたそうです。

「海に騎りゆく人々」の演出は、北村英三。
稽古は厳しかったようで、その様子を萩原さんの手紙から引用してみます。

《モーリアは、本当にしごかれました。
後半の独白「もう皆いってしまったよ」のセリフは
何度も夢に出て来るくらいでした。》

萩原さんは、1944年生まれ。
(1969年は、20代ですからずいぶん若いモーリアですね)
今も演劇が好きで、毎年ロシアにチェーホフ劇を見に行くほか、
何十本も芝居に出かけるのだとか。

冒頭のイラストは、萩原さんが描いてくれた上演時の舞台のようす。
上演してみよう、と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

大塚

『この海に』制作裏話4(最終回)

『この海に』好評発売中です。

3月1日からの続きです。

しばらく、「Riders to the sea」のことは、
忘れていたのですが、
3・11の地震のあとに、本の企画を考えていたところ、
ふと思い出しました。
「そういえば、アイルランドにも
厳しい自然と向き合って、生きている人たちがいたぞ」と。
極東の島国と、ヨーロッパの西のはずれの島が、
重なって見えたのでした。

それで、あとは、
詩人の高橋順子さんに、原作を詩情あふれる文章で小説化していただき、
(高橋順子さんは、千葉県飯岡のご実家が津波の被害にあい、
 そのことも「あとがき」で書いていただいた)
気づいたら、本が完成しておりました。

写真は、『この海に』に収録した、
「Riders to the sea」原文の底本にした、
1910年にダブリンで刊行された
『The works of John M. Synge volume one』。

大塚