『対訳 技術の正体』(木田元著 マイケル・エメリック訳)の表題作「技術の正体」は、国語の教科書や入試問題にたびたびとりあげられています。
で、こんなサイトを見つけました。
「浪速のスーパーティーチャー守本の授業実践例」(筑摩書房の教科書のサイト)
中村雄二郎や坂口安吾などの文章も引用して、
たいへん深く読み込んでいらっしゃいます。
ぜひご一読を
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『対訳 技術の正体』(木田元著 マイケル・エメリック訳)の表題作「技術の正体」は、国語の教科書や入試問題にたびたびとりあげられています。
で、こんなサイトを見つけました。
「浪速のスーパーティーチャー守本の授業実践例」(筑摩書房の教科書のサイト)
中村雄二郎や坂口安吾などの文章も引用して、
たいへん深く読み込んでいらっしゃいます。
ぜひご一読を
ライターの近藤正高さんの「一故人」という連載で、木田元さんと『対訳 技術の正体』がとりあげられています。
(2年前だが、気づかなかった。
せひお読みください。↓
木田元著、マイケル・エメリック訳の『対訳 技術の正体』が、
『婦人之友』(婦人之友社)の「Book Review」のコーナーで紹介されました。
評者は、瀬戸口明久さん(科学史・環境史)です。
毎日新聞の日曜の書評欄といえば、
和田誠さんのイラストでおなじみの「この3冊」のコーナー。
おとといは、与那原恵さんが木田元先生の3冊を
とりあげておられました。
2番目に小社の『対訳 技術の正体』が!
≪技術とは、自然の所産であり、人間が理性によって技術をコントロールできるというのはとんでもない思いあがりではないか、と述べている。十七歳の年に広島の原爆投下を間近で目撃した体験から、哲学の核心へと近づき、「3・11」をも予見したのだと思う≫
と評されています。
『対訳 技術の正体』は、マイケル・エメリックさんの英訳もついています。
日本語で読めて、英語でも読める。
ひとつぶで2度おいしい、お徳な本です。ぜひどうぞ。
小社刊『対訳 技術の正体』の著者・木田元先生が、
16日に肺炎のためご逝去されました。。
ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
今朝(19日)の朝日新聞の「天声人語」では、
木田先生の「技術の正体」が紹介されていました。
小社の『対訳 技術の正体』は、
この「技術の正体」の全文(初出は1993年の雑誌「正論」)を収録するとともに、
マイケル・エメリックさんによる英訳を掲載した本です。
文庫化と翻訳書をのぞけば、
本書が生前の木田先生の最後の著作となりました。
本書には、
「春の旅立ち『風の色』」と
「ふたたび廃墟に立って」
という2つの短文も併録しています。
前者は、2012年4月の朝日新聞に掲載された、新入生・新社会人へのメッセージです。
後者は、2011年の河合塾による『「東日本大震災」 復興と学び 応援プロジェクト」で発表された、受験生へのメッセージです。
(この3つの文章を1冊の本にまとめるというのは、木田先生のアイデアでした)
冒頭には、少し長めの「はじめに」を収録しています。
この「はじめに」は、本書のオリジナルであり、
実は、本書のなかでも、もっとも大きいボリュームをしめています。
一節だけ紹介します。
《いつの世にも「時代の勢い」というものがあるが、それに安易に同調したり勝ち馬に乗ろうとしたりすると、とんでもないことになる。戦前、日本が国際連盟から脱退したとき、国民は拍手喝采した。ところが、これによって日本の国際的孤立は決定的になった。私が永年哲学を勉強してきて学んだのは、わからないのにわかったふりをするのがいちばんよくないということだった。世の大勢に流されず、立ち止まってよく疑い、よく考えることが必要なのではあるまいか。》
木田先生のラストメッセージとして、心に噛み締めています。
大塚
木田元著、マイケル・エメリック訳
『対訳 技術の正体』が、
雑誌『望星』(東海教育研究所発行)の2014年4月号の
「BOOKS」欄にて紹介されました。
今朝(2014年2月3日)の朝日新聞朝刊28面に、
興味深い記事が出ていました。
技術に対する人間の思考停止を問題視していた
ハイデガーの考えをとりあげ、
今、話題のリニア新幹線を考える際にも、
ハイデガーの技術観をとり入れるべきではないか、
という記事でした。
その中に、
小社の『対訳 技術の正体』の著者、
木田元先生の言葉も紹介されています。
「技術はどうやら人間の思惑などには左右されず、
自己運動し、自己展開するものらしい」
もう少し、木田先生の考えを知りたい……、
という方は、ぜひ『対訳 技術の正体』をお買い求めください。
小社ウェブショップでは、著者サイン本も販売しております。
ハイデガー研究の泰斗である木田先生が、
ハイデガーの技術観をわかりやすく紹介しながら、
ご自身の技術論を展開しております。
大塚