『技術の正体』を深く読む

対訳 技術の正体』(木田元著 マイケル・エメリック訳)の表題作「技術の正体」は、国語の教科書や入試問題にたびたびとりあげられています。

で、こんなサイトを見つけました。
浪速のスーパーティーチャー守本の授業実践例」(筑摩書房の教科書のサイト)

中村雄二郎や坂口安吾などの文章も引用して、
たいへん深く読み込んでいらっしゃいます。

ぜひご一読を

『山と溪谷』9月号に『対訳 技術の正体』が掲載されました

山と溪谷社の『山と溪谷』2015年9月号の、
「池内紀の山の本棚」という連載ページで、
木田元著、マイケル・エメリック訳『対訳 技術の正体』がとりあげられました。

《何度でも読んで、肝に銘じておくべきことが語られている。》

と評してくださっています。

山とは直接は関係のない本なのにとりあげてくださって、とてもありがたく、感動しました。

雑誌『en-taxi』の木田元先生追悼記事に『対訳 技術の正体』が

扶桑社の文芸誌『en-taxi』vol.43(2015 winter)の、
追悼記事欄「ラストワルツ」で、木田元先生がとりあげられていて、
対訳 技術の正体』についても少し触れられています。
(筆者は、小説家の波多野聖さん)

《ITという技術、金融工学という技術、そして近い将来、AI(人工知能)という技術の奴隷と堕すであろう人類に宛てた大哲学者の遺言は重い》
と締めくくられています。

『対訳 技術の正体』が『婦人之友』に紹介されました

木田元著、マイケル・エメリック訳の『対訳 技術の正体』が、
『婦人之友』(婦人之友社)の「Book Review」のコーナーで紹介されました。
評者は、瀬戸口明久さん(科学史・環境史)です。

『対訳 技術の正体』が毎日新聞の「この3冊」で紹介されました

毎日新聞の日曜の書評欄といえば、
和田誠さんのイラストでおなじみの「この3冊」のコーナー。

おとといは、与那原恵さんが木田元先生の3冊を
とりあげておられました。

2番目に小社の『対訳 技術の正体』が!

≪技術とは、自然の所産であり、人間が理性によって技術をコントロールできるというのはとんでもない思いあがりではないか、と述べている。十七歳の年に広島の原爆投下を間近で目撃した体験から、哲学の核心へと近づき、「3・11」をも予見したのだと思う≫

と評されています。

『対訳 技術の正体』は、マイケル・エメリックさんの英訳もついています。
日本語で読めて、英語でも読める。
ひとつぶで2度おいしい、お徳な本です。ぜひどうぞ。

木田元先生の訃報に接して

小社刊『対訳 技術の正体』の著者・木田元先生が、
16日に肺炎のためご逝去されました。。
ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

今朝(19日)の朝日新聞の「天声人語」では、
木田先生の「技術の正体」が紹介されていました。

小社の『対訳 技術の正体』は、
この「技術の正体」の全文(初出は1993年の雑誌「正論」)を収録するとともに、
マイケル・エメリックさんによる英訳を掲載した本です。

文庫化と翻訳書をのぞけば、
本書が生前の木田先生の最後の著作となりました。

本書には、
「春の旅立ち『風の色』」と
「ふたたび廃墟に立って」
という2つの短文も併録しています。

前者は、2012年4月の朝日新聞に掲載された、新入生・新社会人へのメッセージです。
後者は、2011年の河合塾による『「東日本大震災」 復興と学び 応援プロジェクト」で発表された、受験生へのメッセージです。

(この3つの文章を1冊の本にまとめるというのは、木田先生のアイデアでした)

冒頭には、少し長めの「はじめに」を収録しています。
この「はじめに」は、本書のオリジナルであり、
実は、本書のなかでも、もっとも大きいボリュームをしめています。
一節だけ紹介します。

《いつの世にも「時代の勢い」というものがあるが、それに安易に同調したり勝ち馬に乗ろうとしたりすると、とんでもないことになる。戦前、日本が国際連盟から脱退したとき、国民は拍手喝采した。ところが、これによって日本の国際的孤立は決定的になった。私が永年哲学を勉強してきて学んだのは、わからないのにわかったふりをするのがいちばんよくないということだった。世の大勢に流されず、立ち止まってよく疑い、よく考えることが必要なのではあるまいか。》

木田先生のラストメッセージとして、心に噛み締めています。

大塚

ハイデガーの技術観

今朝(2014年2月3日)の朝日新聞朝刊28面に、
興味深い記事が出ていました。

ハイデガーで考えるリニア新幹線

技術に対する人間の思考停止を問題視していた
ハイデガーの考えをとりあげ、
今、話題のリニア新幹線を考える際にも、
ハイデガーの技術観をとり入れるべきではないか、
という記事でした。

その中に、
小社の『対訳 技術の正体』の著者、
木田元先生の言葉も紹介されています。

「技術はどうやら人間の思惑などには左右されず、
 自己運動し、自己展開するものらしい」

もう少し、木田先生の考えを知りたい……、
という方は、ぜひ『対訳 技術の正体』をお買い求めください。
小社ウェブショップでは、著者サイン本も販売しております。

ハイデガー研究の泰斗である木田先生が、
ハイデガーの技術観をわかりやすく紹介しながら、
ご自身の技術論を展開しております。

大塚