「QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です」

池田@ZDPです
昨日、フリーペーパーの編集をしているO嬢がなにやら唸っておりました。
話を聞くと携帯電話からwebサイトにアクセスするためのQRコードがうまく読み取れないとのこと。
クライアントから送られてきた元データのepsファイルをディスプレー上で拡大して私のX01HTQuickMark3.2で読み取ってみたのですが、やはり駄目です。
プリントアウトして他の携帯電話(Softbank2台にDocomo2台)で読んでもNG。
印刷用データでも読み取ることができません。
クライアント側ではちゃんと読めているとのことで、こちらの携帯キャリアが悪いんだろうとご立腹であります。
時間もないのでレイアウトが崩れない程度にQRコードの部分を拡大して、印刷所でQRコードのデータを差し替えてもらう手配をとっていただいたのですが、どうもすっきりしません。
携帯キャリアごとにQRコードの読み取り能力が違うなんてことがあるはずはないので、印刷するデータの作り方に問題がありそうです。

早速、QRコードという商標を登録している株式会社デンソーウェーブさんのホームページをのぞいてみました。

「QRコードの導入 ?読み取りトラブルの例?」というページを読むと、セル(QRコードを構成する四角の点)が歪んだQRコードは読み取りトラブルの原因だと書かれています。

問題のQRコード。左1/4か左下1/4の領域なら2?30回に1回ぐらいの確率で読み取れるようです(この内容ならバージョン2で充分足りるのでは……)

今回読み取ることができかったQRコードを観察してみると、やはりセルが歪んでいるようです。ピクセル数もマージン込みで261×259ピクセルになっています。
イラストレーターでQRコードを加工したときに歪んでしまったのでしょうか。

QRコードの大きさについても調べてみます。
QRコードの大きさは、文字(データ)の量で決まるバージョンと、印刷機やプリンターの解像度(dpi)で決まるセルのサイズとに依存します。
バージョンは、一辺が21個のセルで構成されているバージョン1から177個でのセルで構成されているバージョン40まで、バージョンが1つ上がるたびに、一辺のセルが4つずつ増えていきます。
ひとつのセルは最低4ドットの大きさが必要で、さらにQRコードの外側には4セル幅のマージン(白枠)が必要になります。
単行本や雑誌の解像度は350dpiですから、1セルは25.4mm÷350×4=0.29mmあればいいはずなのですが、各雑誌に掲載されているQRコードを実際に携帯電話で読み取ってみると6ドット(0.44mm)くらい必要なようです。
ということは、今回問題になったQRコードは57セル×57セル(バージョン10)ですからマージン込みで、28.28mmの正方形スペースが必要……。

う?ん、今回の印刷データじゃ誰も読めないんじゃないのかしらん?

追記:その後QuickMark3.2の拡大読み取り機能を使えば1セル=4ドットでも問題なく読み取り可能であることが判明しましたが、それでも18.85mm角必要ですね?。